ゲームコレクター・酒缶がゲームコレクターさんのご自宅に訪問してゲームの話をするゲームコレクター訪問。
第12回は、目印になるようにパックマンパーカーを着て最寄り駅まで迎えに来てくれたごぶさんのご自宅に訪問させてもらいました。
今回のコレクター:ごぶさん
イベントでDJをする20台なのに、幻想文学の知識が豊富というギャップに満ち溢れたゲームコレクター。
クリーチャーマニュアルのデータを確認するのが大好き。
ごぶ こちらのドラゴンランス(※1)シリーズは、
D&Dですね。D&Dのルールを
頑張って再現しようとしているけど、
やっぱ無理がある。でも、
ドラゴンランスの小説が好きだったので、
『ウェイレスの大魔術師』(※2)は
小説で書かれていないエピソードが読める
スピンオフ的な位置付けで好きです。
(※1) ドラゴンランス……D&Dの上級者向けとして作られたAD&Dで使用される世界観の一つ、および、その世界観で書かれた小説。
(※2) 『ウェイレスの大魔術師』……レイストリンが大魔術師になるため、魔術師最大の試練「大審問」に挑戦する。小説では語られてない部分をプレイヤーとして体験できるのが魅力……らしい。
酒缶 ということは、ドラゴンランスマニア向け
の本なのですね。
単体でも理解できるんですか?
ごぶ あ、どうだろう。できないかもしれない。
僕は原作を読んでからプレイしたから。
原作を知らないでやったら
クソゲーと思っちゃうかもしれませんね。
原作の設定を踏まえてプレイすると、
このくらいの難易度じゃないと
ダメだとわかります。
単発でも超難度クソゲーとして
遊べると思います。
でも、知っていると楽しめるゲームです。
酒缶 出版社が違うのに
同じ作家の本がありますね。
ごぶ これらはオリバー・ジョンソンと
デイブ・モーリスのコンビが書いた
ゲームで、シリーズが違っても
背景世界を共有しています。
雰囲気がいい感じなので
個人的にかなり好きですね。
酒缶 こっちは……『ドルアーガ』(※3)ですね。
(※3) 『ドルアーガ』……ナムコ(現バンダイナムコゲームス)がアーケードで発表し、後にファミコンにも移植された『ドルアーガの塔』のこと。
そのままゲームブックにすると、本を逆さにしたり、振り回したり、破いたりしないと解けないような気がするが、そんなことは絶対にない……はず。
ごぶ これはメチャクチャ評価高いですね。
日本オリジナルで。
ファンがいっぱいいますね。
酒缶 『ドラゴンバスター』(※4)や
『スーパーブラックオニキス』(※5)も
ありますけど、こういうのは基本的に
テレビゲームが原作じゃないですか?
どのくらいテレビゲームの情報が
入っているんですか?
(※4) 『ドラゴンバスター』……ナムコ(現バンダイナムコゲームス)がアーケードで発表し、後にファミコンにも移植された『ドラゴンバスター』のこと。そのままゲームブックにすると、どこに向かっても確実にゴールに近づいているような気がする。
(※5) 『スーパーブラックオニキス』……BPSがパソコン向けに発売した『ザ・ブラックオニキス』を原作とするゲームブックだが、ファミコン版の『スーパーブラックオニキス』と発売時期が近いため、ファミコン版と同じタイトルがつけられている物と予想される。
ごぶ 名前を借りているだけで、
オリジナルになってしまっていますね。
名前を借りてオリジナルのシステムで
ゲームブックを作ったという感じです。
酒缶 じゃ、剣と魔法の世界に合う版権って
感じですかね。
ごぶ そうですね。
(つづく)