ゲームコレクター・酒缶がゲームコレクターさんのご自宅に訪問してゲームの話をするゲームコレクター訪問。
第13回は、以前からの友人で、ボンバーマンのグッズや関連商品をたくさん持っているウォークインさんのご自宅に無理矢理訪問してみました。
今回のコレクター:ウォークインさん
Akiba.TVのゲーム番組「火曜芸夢撃場」でMCを務めるゲームコレクター?
会話に脱線が多いが、ゲーム販売の経験が豊富なため新旧問わずゲームネタに事欠かない。
13-2.爆弾男的芸夢25周年撃場
酒缶 そういえば、ボンバーマンは
25周年なんじゃないの?
ウォークイン 25周年ですよ。
酒缶 何もないですね。
ウォークイン 12月20日にtwitterで
「ボンバーマン25周年」と書いたら、
ハドソンの人が「!」を付けて
リツイートしてましたよ。
忘れていたんじゃないですか?
酒缶 ボンバーマンって、
最初はパソコンからですよね。
『三次元ボンバーマン』
(※1)?
(※1) 『三次元ボンバーマン』……1983年にハドソンが発売したパソコン向けゲームソフト。3D空間でボンバーマンをするゲームだが、写真を見ると分かるように、キャラクターは人の形。
酒缶 『ビーンズジャック&ボンバーマン』
(※2)
(※2) 『ビーンズジャック&ボンバーマン』……1983年にハドソンが発売したパソコン向けゲームソフト。
「ジャックと豆の木」をモチーフにした、ジャックが地上に戻るアクションゲームの『ビーンズジャック』と『ボンバーマン』がセットになったソフト。
酒缶 ……これ、もうプレイ環境がないんじゃないですか?
ウォークイン ないですね。
酒缶 MSXの『ボンバーマン』
(※3)?
日本ソフトバンクですね。
(※3) MSXの『ボンバーマン』……表記はファミコン版と同じだが、実際には1983年に発売された『爆弾男』のMSX版。
ウォークイン MSXの『ボンバーマン』は
ファミコンの『ボンバーマン』
(※4)じゃなくて
『爆弾男』
(※5)に近いです。
『ボンバーマンスペシャル』
(※6)が
ファミコンの『ボンバーマン』の移植なんですよ。
(※4) ファミコンの『ボンバーマン』……1985年12月にハドソンがファミコン向けに発売したゲーム。
1984年に発売された『ロードランナー』の敵キャラのロボットがボンバーマンのキャラクターに採用され、設定は色々と変わりつつも現在に至る。
(※5) 『爆弾男』……1983年にハドソンがパソコン向けに発売した『ボンバーマン』の前身となるゲーム。
(※6) 『ボンバーマンスペシャル』……タイトルは「スペシャル」だが、パッケージデザインはファミコンと同じ。
MSXですでに『爆弾男』が発売されていたため、タイトルが変わったものと思われる。
酒缶 ボンバーマンって
どの作品が1作目なんですか?
『爆弾男』?
『エリック&フローター』
(※7)?
(※7) 『エリック&フローター』……ドイツで『ボンバーマン』を発売する時に、テロが頻発していたことから『爆弾男』の直訳の『ボンバーマン』だと印象が悪いため名付けられた『ボンバーマン』の別名。そのようなことが名人のブログに書いてあった。
ウォークイン 基本的にハドソンって
『ボンバーマン』の年数を数える時は
ファミコンからカウントしているんです。
例えば、『チャレンジャー』
(※8)の年数を
カウントする場合、『チャレンジャー』の
シーン1は『暴走特急SOS!』
(※9)が
元じゃないですか。
でも、それはカウントしないですよね。
だから、どっからカウントするかというと、
『ボンバーマン』も
ファミコンからカウントするんです。
そうすると25周年なんですよ。
(※8) 『チャレンジャー』……1985年にハドソンがファミリーコンピュータ向けに発売したアクションゲーム。
バーチャルコンソール
(※9) 『暴走特急SOS!』……ハドソンがパソコン向けに発売したゲーム。設定は違うが、ゲーム内容は『チャレンジャー』の1面の原作と言われている。
酒缶 なるほど。
(つづく)