本文へスキップ

13.ボンバーマンコレクター(GameBridge 2011年1月掲載)

ゲームコレクター・酒缶がゲームコレクターさんのご自宅に訪問してゲームの話をするゲームコレクター訪問。
第13回は、以前からの友人で、ボンバーマンのグッズや関連商品をたくさん持っているウォークインさんのご自宅に無理矢理訪問してみました。



今回のコレクター:ウォークインさん
Akiba.TVのゲーム番組「火曜芸夢撃場」でMCを務めるゲームコレクター?
会話に脱線が多いが、ゲーム販売の経験が豊富なため新旧問わずゲームネタに事欠かない。

13-2.爆弾男的芸夢25周年撃場


酒缶 そういえば、ボンバーマンは
   25周年なんじゃないの?

ウォークイン 25周年ですよ。

酒缶 何もないですね。

ウォークイン 12月20日にtwitterで
   「ボンバーマン25周年」と書いたら、
   ハドソンの人が「!」を付けて
   リツイートしてましたよ。
   忘れていたんじゃないですか?

酒缶 ボンバーマンって、
   最初はパソコンからですよね。
   『三次元ボンバーマン』(※1)

(※1) 『三次元ボンバーマン』……1983年にハドソンが発売したパソコン向けゲームソフト。3D空間でボンバーマンをするゲームだが、写真を見ると分かるように、キャラクターは人の形。



酒缶 『ビーンズジャック&ボンバーマン』(※2)

(※2) 『ビーンズジャック&ボンバーマン』……1983年にハドソンが発売したパソコン向けゲームソフト。
「ジャックと豆の木」をモチーフにした、ジャックが地上に戻るアクションゲームの『ビーンズジャック』と『ボンバーマン』がセットになったソフト。



酒缶 ……これ、もうプレイ環境がないんじゃないですか?

ウォークイン ないですね。

酒缶 MSXの『ボンバーマン』(※3)
   日本ソフトバンクですね。

(※3) MSXの『ボンバーマン』……表記はファミコン版と同じだが、実際には1983年に発売された『爆弾男』のMSX版。



ウォークイン MSXの『ボンバーマン』は
   ファミコンの『ボンバーマン』(※4)じゃなくて
   『爆弾男』(※5)に近いです。
   『ボンバーマンスペシャル』(※6)
   ファミコンの『ボンバーマン』の移植なんですよ。

(※4) ファミコンの『ボンバーマン』……1985年12月にハドソンがファミコン向けに発売したゲーム。
1984年に発売された『ロードランナー』の敵キャラのロボットがボンバーマンのキャラクターに採用され、設定は色々と変わりつつも現在に至る。
(※5) 『爆弾男』……1983年にハドソンがパソコン向けに発売した『ボンバーマン』の前身となるゲーム。
(※6) 『ボンバーマンスペシャル』……タイトルは「スペシャル」だが、パッケージデザインはファミコンと同じ。
MSXですでに『爆弾男』が発売されていたため、タイトルが変わったものと思われる。



酒缶 ボンバーマンって
   どの作品が1作目なんですか?
   『爆弾男』?
   『エリック&フローター』(※7)

(※7) 『エリック&フローター』……ドイツで『ボンバーマン』を発売する時に、テロが頻発していたことから『爆弾男』の直訳の『ボンバーマン』だと印象が悪いため名付けられた『ボンバーマン』の別名。そのようなことが名人のブログに書いてあった。

ウォークイン 基本的にハドソンって
   『ボンバーマン』の年数を数える時は
   ファミコンからカウントしているんです。
   例えば、『チャレンジャー』(※8)の年数を
   カウントする場合、『チャレンジャー』の
   シーン1は『暴走特急SOS!』(※9)
   元じゃないですか。
   でも、それはカウントしないですよね。
   だから、どっからカウントするかというと、
   『ボンバーマン』も
   ファミコンからカウントするんです。
   そうすると25周年なんですよ。

(※8) 『チャレンジャー』……1985年にハドソンがファミリーコンピュータ向けに発売したアクションゲーム。バーチャルコンソール
(※9) 『暴走特急SOS!』……ハドソンがパソコン向けに発売したゲーム。設定は違うが、ゲーム内容は『チャレンジャー』の1面の原作と言われている。

酒缶 なるほど。



(つづく)