ゲームコレクター・酒缶がゲームコレクターさんのご自宅に訪問してゲームの話をするゲームコレクター訪問。
第11回は、ベテランライターさんからすごいコレクターさんがいるという推薦を受けて、ヒロさんのご自宅に訪問させてもらいました。
今回のコレクター:ヒロさん
海外で発売されている国内未発売タイトルや任天堂タイトルを中心に収集しているゲームコレクター。
PC−FXをコンプしていて、ゲームの黎明期からの知識が豊富。
ヒロ ゲームキューブ(※1)の海外版が
上のほうにあります。
(※1) ゲームキューブ……正式名称は「ニンテンドーゲームキューブ」。2001年に任天堂が発売したゲーム機。略称はGC、NGC、キューブ。ほぼ全てのゲームが現行機Wiiでプレイできる。
酒缶 海外ではキューブの時代から
DVDサイズのパッケージなんですね。
日本のキューブのパッケージは
一方向にしか置けない(※2)ので、
海外パッケージのほうがいいですね。
(※2) 日本のキューブのパッケージは一方向にしか置けない……スーパーファミコンやファミコンのソフトのケースなら全方向にタイトルが書いてあるのでどんなふうにも置けるが、
ゲームキューブのソフトのケースは背表紙の位置が決まっているので、一方向にしか置けない。
DVDやCDサイズのケースなら専用の棚が手に入りやすいので困らないが、独特すぎる形状のケースは収納に困る。PSPのソフトのケースも同様。
ヒロ 洒落てますよね。ここら辺は日本で
出てないのばっかりですね。
「日本で出ていないゲームを
オレだけが持っている(※3)」
というのが快感で結構揃えましたね。
(※3) オレだけが持っている……貴重なモノを手に入れた時、誰もがこう思っている。本当のところは……。
ヒロ 64の『パネルでポン』(※4)と
『Dr.マリオ』(※5)です。
『リッジレーサー64』(※6)とか
有名なので、この2本がレアですよ。
(※4) 『パネルでポン』……1995年に任天堂がスーパーファミコン用ソフトとして発売したアクションパズルゲーム。
海外では『ポケットモンスター』のキャラクターを付けてNINTENDO64で発売されている。正式名称は『POKEMON PUZZLE LEAGUE』。
(※5) 『Dr.マリオ』……1990年に任天堂がファミリーコンピュータとゲームボーイ用に発売したアクションパズルゲーム。
その後、色々なハードで発売されているが、NINTENDO64向けには国内で発売されていない。正式名称は『Dr.MARIO64』。
(※6) 『リッジレーサー64』……ナムコと任天堂の共同開発タイトル。多機種展開の『リッジレーサー』シリーズにおいて、なぜかNINTENDO64向けには国内では発売されていない。正式名称は『Ridge Racer 64』。
酒缶 しかも、このポケモンって
アニメのポケモンですよね。
ヒロ そうですね。珍しいです。
酒缶 アニメのポケモンを使っているのって、
日本だとPICO(※7)くらいですよね。
どうして海外ものに強いんですか?
(※7) PICO……1993年にセガ・エンタープライゼス(現・セガ)が発売したテレビにつないで遊ぶ知育玩具。メガドライブの技術が活かされているが、ピコを集めているメガドライバーがいるかどうかは疑問。
後に発売元がセガトイズに代わり、現在は互換性のない次世代機ビーナが発売されている。
ヒロ 1995年から2005年くらいまで
アメリカに住んでいたんですよ。
海外のゲームがいつでも買える状態
だったので、面白そうなゲームを
ピックアップしていました。
酒缶 国内のゲームはどうしていたんですか?
ヒロ 国内のゲームは日本に出張で来た時に
1日休暇を取ってアキバに行って、1回で
数十本買ってくる、という感じですね。
酒缶 今、アキバに行くと、買い物かごを持った
外国人の方が大量にかごに入れて
買っていますけど。
ヒロ その気持ち、分かりますね。
まさにその状態でしたね。
値札を見ないで買うとか。
酒缶 すごいですね。
(つづく)