ゲームコレクター・酒缶がゲームコレクターさんのご自宅に訪問してゲームの話をするゲームコレクター訪問。
第9回はファミカセバージョン違いコレクター・ふぁみんこ職人さんのご自宅に訪問して、コレクションを見せていただきました。
今回のコレクター:ふぁみんこ職人さん
ファミコンを中心にレトロゲームを収集しているゲームコレクター。
ハンドルネームは某造形物(写真参照)を作る職人になってセミリタイアしようとした過去から。
ふぁみんこ職人 これ、コナミのファミコンソフトなんですけど、
全部バージョン違いなんですよ。
酒缶 ん?
ふぁみんこ職人 全部で4種類あるのではないかと思っています。
酒缶 えっ? どこが違うの?
ふぁみんこ職人 裏面の上、
この部分がつるつるなのと、
出っ張っているものがあります。
ふぁみんこ職人 そして、それぞれロゴがあるもの。
ふぁみんこ職人 わかりやすいところだと、
『ゴエモン』(※1)は3種類持っているんですけど、
もう1種類あるのではないかと思っています。
(※1) 『ゴエモン』……コナミ(現・コナミデジタルエンタテインメント)が1986年7月に発売した『がんばれゴエモン! からくり道中』のこと。バーチャルコンソール『がんばれゴエモン! からくり道中』
ふぁみんこ職人 人気のあるタイトルだけなんですよね。
何種類もバージョンがあるのは。
まだ、追及している途中なんですけど。
多分、『キングコング2』(※2)から
コナミのロゴが変わっているので、
『キングコング2』以降は
ロゴなしの凸バージョンと
つるバージョンしかないんですよ。
でも、最後の3タイトル(※3)だけは
1パターンであってほしい。
(※2) 『キングコング2』……コナミ(現・コナミデジタルエンタテインメント)が1986年12月に発売した『キングコング2 怒りのメガトンパンチ』のこと。
(※3) 最後の3タイトル……『悪魔城ドラキュラ』『バイオミラクル ぼくってウパ』『もえろツインビー シナモン博士を救え!』の3本。
ディスクシステムで発売されたタイトルの復刻なので、当時の価格は安かったが、出荷本数が少なかったせいか、現在でも高値で安定している。
3タイトルともバーチャルコンソールになっているが、カセットの移植は『もえろツインビー シナモン博士を救え!』のみ。バーチャルコンソール『もえろツインビー シナモン博士を救え!』
酒缶 ロゴは企業のアイデンティティじゃないですか。
だから、ロゴが変更された後は、
ロゴバージョンは存在しないんじゃないですか。
でも……
これって普通の人は同じカセットだと思いますよね?
ふぁみんこ職人 いや、これらは違うモノなんです。
酒缶 でも、遊んでみたら同じなんじゃないですか?
ふぁみんこ職人 プレイして比較しているわけではないので……
でも、自分の中では違うんですよ。
有名なところだと、アイレムのカセットは、
ダイオード(※4)のありなしで
価値に差があるじゃないですか。
(※4) ダイオード……アイレム(現・アイレムソフトウェアエンジニアリング)から発売されたファミコンの初期カセットには発光ダイアードがついていた。
ファミコン本体に差して電源を入れると発光ダイオードが光る。画面が砂嵐でも発光ダイオードは光る。
ふぁみんこ職人 カセットの形状が違うと
市場では全然価値が違うので、
コナミカセットだって市場価値が
変わってきますよね。
酒缶 いやいや、アイレムのカセットは
ダイオードが売りだったし……。
コナミカセットのバージョン違いは
あからさまに誰も知らないんですけど。
ふぁみんこ職人 いや、僕には全然違うモノです。
こんな感じでどんどん紹介していいですか?
(つづく)