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8.初心者ゲームコレクター(GameBridge 2010年8月掲載)

2010年7月3日発売の『ゲームサイドVol.24』に登場した初心者ゲームコレクター・麹畑さんの回の完全版をお送りします。



今回のコレクター:麹畑さん
勇気を振り絞ってこのコーナーに応募してきた若きゲームコレクター。ゲームに関するサイトを運営し、5月のゲームレジェンドで同人誌デビューを果たした。

8-4.すべてのゲームは2種類に分けられる


酒缶 クソゲー本(※1)やバカゲー本 (※2)
   紹介されているゲームで遊びたいですか?

(※1) クソゲー本 『超クソゲー』太田出版発行。アレなゲームを紹介している本で「電子の精たちに捧ぐ」の箭本進一さんが参加している。
(※2) バカゲー本 『美食倶楽部バカゲー専科』キルタイムコミュニケーション発行。アレなゲームを紹介している本で「バカゲー専科DESTINY」の白川嘘一郎さんが参加している。

麹畑 遊びたいし、持っていたいです。

酒缶 『デスクリムゾン』 (※3)は持っているんですか?

(※3)『デスクリムゾン』 1996年にエコールソフトウェアがセガサターン用に発売したガンシューティングゲーム。インタビュー中に直感的に思いついたゲームなだけで、ここで発言したことに他意はない。公式サイト

麹畑 持ってないです。高いので。

酒缶 値段かぁ。古いゲームと新しいゲームの
   すみ分けってあるんですか?
   同じゲームなんですか?

麹畑 難しいですね。
   僕の中のゲームの分け方は、
   高いゲームと安いゲームなんですよ。
   だから、プレステ2のソフトが500円とかで
   売っていれば、それも買うんです。

酒缶 ということは、プレミアゲーム (※4)
   最新作は同じカテゴリーということですか?

(※4) プレミアゲーム 非売品や希少価値がついてしまった高額ソフト。たまにワゴンセールで見つけてしまうと、気持ちを抑えてレジに持ち込む。

麹畑 そうですね。
   今でも昔でも100円のゲームは
   同じカテゴリーですね。

酒缶 高いゲームと安いゲームの境目は
   どのあたりなんですか?

麹畑 4桁だと高いです。
   980円だと安いですね。

酒缶 その基準は面白いな。
  今は安いと何でも買ってしまう感じですか?

麹畑 全部買うお金がないので、
   いくらか選んだりはしますけど、
   100円のものを中心に買っています。

酒缶 逆に、これが遊びたいという買い方は
   しないんですか?

麹畑 あんまりしないですね。
   買っているときがピークで、
   買えたという喜びがいいんです。



酒缶 『サクラ大戦』 (※5)のゲームが
   沢山あるようですが……。

(※5)『サクラ大戦』 1996年にセガ・エンタープライゼス(現・セガ)から発売されたドラマチックアドベンチャーゲーム。セガサターンを代表するタイトルに育ち、その後、色々なハードで続編やスピンオフ作品が発売されて、意外とコレクター泣かせ。ゲームは、アドベンチャーパートと戦闘パートで構成され、戦闘パートでお気に入りの隊員と絡んでいると、より仲良くなれるが、ゲームの作りが結構骨太。CESA大賞(現・日本ゲーム大賞)の初代大賞作品。公式サイト

麹畑 『サクラ大戦』は、
   おじさんからセガサターンと一緒に貰って、
   遊んだらはまってしまいました。
   1から全部やっています。

酒缶 どのキャラが好きですか?

麹畑 やっぱり、真宮寺さくらさんが好きです。
   3だと巴里のキャラだけなので
   グリシーヌさんが好きです。

酒缶 遊ぶ時は、全キャラを
   コレクションしちゃうんですか?
   それとも1人だけ狙って終わりですか?

麹畑 最初は1作品1キャラでプレイしていたんですけど、
   今、他のキャラクターも攻略しています。

酒缶 他に何か……
   あれ? 怪しいものを見つけちゃいましたよ。





(つづく)