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5.マリオコレクター(『ゲームサイド』2009.12 Vol.21掲載)

ゲームコレクターの酒缶が読者のご自宅に訪問……のはずなのですが、
テレビ番組の収録でご一緒したマリオ博士の家に無理やり上がり込み、マリオの講義を受けてきました。



今回のコレクター:kikaiさん
ゲーム雑誌「ニンテンドードリーム」やゲームニュースサイト「インサイド」でおなじみのマリオ博士。
マリオを嗅ぎつける能力に優れた、日本一マリオを愛するひと。
「ALL SUPER MARIO」

5-2.まるで空気のように気がつけばマリオ


酒缶 部屋中にマリオのグッズがたくさん
   並んでいますけど、それぞれの違いって
   すぐにわかるんですか?


↑マリオはいろいろなゲームに登場するため、どのゲームのマリオか想像するのも楽しい。
このボテッとしているマリオは『ヨッシーのロードハンティング』のマリオ

kikai わかります。
   だいたい顔を見ればわかります。

酒缶 目とか鼻の位置が変わっていたりするとか?

kikai いや、基本的には
   変わってないんですけど、違うんですよ。
   空気が。

酒缶 空気……ですか?

kikai 昔のマリオはボテっとしていて、
   64以降はシュッとしているんです。
   海外のものは独特なので別ですけど。


↑ファミコンテイストな操作盤がついた三輪車。もったいなさすぎて、子どもには絶対乗せたくない


↑サンバイザーと子供用のサンダル。ジャンルを超えてバラエティーに展開されているのがマリオグッズの魅力

酒缶 もともと、マリオを知ったきっかけは何ですか?

kikai きっかけはないんですけど、息を吸って吐くように、
   常に生活の中にマリオがありました。
   生まれて間もなく『マリオ』(※1)が発売されたので、
   物心がついた時には、すでに『マリオ』で遊んでいました。

(※1)『マリオ』 80年代生まれにとって、マリオといえば『マリオブラザーズ』ではなく『スーパーマリオブラザーズ』。

酒缶 『マリオ』が先に発売されていたら、
   kikaiさんの名前もマリオだったかもしれませんね。

kikai 実際、自分の名前を覚えるよりも前に
   『マリオ』を覚えました。その頃からすでに
   8−1まで行けていました。
   だから、『マリオ』を初めて遊んだ時の
   衝撃とか、全然覚えていないんです。

酒缶 気がついたらマリオを好きになっていたんですか?

kikai 好きになったきっかけは特になく、
   マリオが常に目の前にあって、
   今のような状態になっていました。

酒缶 子どもの頃から、マリオのグッズを
   集め始めていたんですか?

kikai 集めている意識はなかったのですが、
   好きだったので、スーパーで親に何か
   買ってもらうときは、いつも
   マリオのグッズ(※2)を買ってもらっていました。

(※2)マリオのグッズ スーパーのお菓子売り場にある玩具付きのお菓子、いわゆる食玩


↑お店を回っているだけでは見つからないグッズも存在する。京都信用金庫で対応商品を契約するとマリオの貯金箱やティッシュ、サランラップなどが貰えた


↑マリオグッズの中でも特に珍しい、『ドクターマリオ』の玩具。 一応、落ちゲーっぽいテイストになっている



(つづく)